全体的なデフォルメの程度による違い

デフォルメの程度が少ない場合

デフォルメの程度を少なめにして動物のイラストを描く際には、より写実的で本物に近い印象になります。
描き方のコツとしては、とにかく観察力と集中力に全力を注ぐこと。イラストを描きはじめる前の準備として、写真や映像などの資料をじっくり観察しながら、描きたい動物の骨格や特徴をきちんと把握することが重要です。この段階で追求を怠ると、どうしても仕上がりのクオリティに差が出てきてしまいます。
加えて、描きはじめてから集中力を切らさないようにすることも大切です。動物の毛並みや顔つきの表現など、細かい部分まで手を抜かずに描き込んでいかなければ、イラストに説得力を持たせることができません。
デフォルメが少ないイラストは、うまく描ければ全体に重厚感を持たせることができる一方、作業に時間がかかるのが難点と言えるでしょう。

デフォルメの程度が大きい場合

全体的なデフォルメの程度を大きくすると、より可愛らしい印象が強い動物のイラストを描くことができます。
こちらの描き方のコツは、描きたい動物の特徴を理解した上で、その特徴をうまくデフォルメとして落とし込むことです。決してリアルになりすぎないように、なるべく単純な線と色遣いでの表現を意識してみましょう。たとえばライオンであれば大きなタテガミを強調したり、顔つきを少し猫のような雰囲気にしてみれば、元々の勇猛なイメージを損なわずに、可愛らしさをプラスすることが可能となります。工夫次第でどんな動物でもデフォルメできると思うので、いろいろな種類の動物に挑戦してみてください。
デフォルメが大きいイラストは、少ない工程で作業が済む一方で、デフォルメのための特徴をつかむのが難しいかもしれません。